プロの方へ

日本では珍しい皮付きの仔豚、ミルクのみで育った皮付きの乳飲み仔豚、セミオーダー制のブロック肉など、プロのリクエストに応え、料理人としての創造性を後押しする、選りすぐりの食材をご用意しています。

オーダーメイド

乳飲み仔豚

一般的な離乳仔豚とは異なり、ミルクのみで育っているため、筋繊維が細かく、保水性が高い(水分量は約80%。離乳仔豚よりも含有量が5~7%高い)、極めて柔らかな肉質を備えた皮付きの仔豚。非常に繊細な食感を味わうことができます。

仔豚

脂肪含有量も少なくヘルシーな、日本では珍しい皮付きの仔豚。皮下にあるゼラチン質の部分にはコラーゲンがたっぷり含まれています。生体から一頭一頭選畜してご用意しています。製品重量は1〜2kg単位で指定ができます。


ブロック肉

バラは肋骨の張り方、ロースは尻尾や内モモの張り方などを見て、一頭一頭選畜してご用意しています。重量の指定や骨付き等のリクエストに可能な限りお応えするセミオーダー制でのご注文が可能です。

  • ISO20000を取得した屠畜場での加工処理
  • 旭市養豚推進協議会主催の肉豚共進会で名誉賞/優等一席賞を受賞

花悠の仔豚を農場でご見学いただけます。お申し込みは下記まで。
株式会社ma’am Pig(マームピッグ)
TEL:0479-55-1221
平日 9:00~17:00
※農場見学は1日最大3名までとなります。事務所への訪問やご説明等については別途ご相談ください。

花悠(プロ向け)のご購入

生産者の視点×科学者の視点。

花悠のおいしさや安全性は、科学的に語ることができます。10年以上前から千葉大学との合同研究を続け、さまざまな成分を分析することで、実証的かつ、安定した管理や生産を続けています。

  • メスだけを選ぶ理由
    雌は豚特有の臭みが少ないうえに、肉質がきめ細かく、口当たりが良いのが特徴です。屠畜時に内臓すべてを摘出する雌は、尿の浸潤による味の変化もありません。豚ならではの獣臭は雄豚に多く含まれ、去勢をすることで軽減はされますが、どうしても個体差が出てしまいます。そのため花悠では、みなさまの元へ届ける豚肉を「メスだけ」に限定しています。加えて、花悠の豚が摂取している好熱菌は豚肉の脂質体積あたりのアンモニア吸着量を軽減させるというデータも実証されており、一般的なメスよりも食べやすく、やさしい味わいの豚肉であるということができます。
    好熱菌の摂取
    好熱菌の摂取によって、腸内フローラが改善し、蛋白の消化、アンモニアの消化が進んでいるデータが出ており、結果として、血中、肝臓中のアンモニアが脂肪に吸着して蓄積しにくい。同時に、肝臓の代謝が上がる傾向があるので、必然的にアンモニアが尿素系の窒素に変わり、脂肪に蓄積しにくい。
  • 約2倍のビタミンB1
    心身の疲労回復を手助けするビタミンB1。花悠の豚肉は、アメリカ産や他の一般的な豚肉に比べておよそ2倍含まれています。
  • 10%低い過酸化脂質
    花悠の豚は体の中から健康です。腸内フローラの改善により、中性脂肪等につながる過酸化脂質がアメリカ産のロースよりも10%ほど低い数値になっています。
  • バランスの良い遊離アミノ酸
    豚肉の美味しさは、遊離アミノ酸がもたらす「旨味・酸味」「甘味」「苦味」のバランスが大きな影響を及ぼすといわれています。花悠の豚肉は、遊離アミノ酸であるアスパラギン酸(旨味・酸味)、グリシン(甘味)、アラニン(甘味)の含有量が多く、さらにシスチン(苦味)の数値がほどよく高い、味の調和が絶妙にとれた美味しい豚肉だと実証されています。
    遊離アミノ酸とは
    タンパク質を構成する成分であるアミノ酸とは異なり、タンパク質から個々に独立して存在しているアミノ酸を遊離アミノ酸といいます。複数の成分の塊ではなく、それぞれに遊離しているため、舌に触れたときに「うまみ」などの味として感じやすく、その含有量によって美味しさが変わります。
  • 健やかな腸内フローラ
    一般的なブランドに比べて腸内の悪玉菌が少なく、善玉菌が多いため、健やかな豚に育ちます。また、母豚のバクテロイデス門の腸内細菌(筋肉がつきやすいタイプの腸内細菌)が多く、肉づきの良い豚になります。
  • 長所と長所の三元交配
    花悠の豚は、それぞれの長所を掛け合わせることで最高の肉質を追求する三元交配豚です。温和で子育て上手なランドレース(L)と、最も古い品種で子豚をたくさん産むラージホワイト(W)の掛け合わせから生まれた豚(F1♀)は、雑種強勢(ヘテローシス)効果によって強健性と繁殖性に秀でています。そのF1を母豚とし、肉質の優れたデュロック(D♂)を掛け合わせることで、花悠ならではのやさしい味わいのある豚肉が生まれました。

    ※2020年より、地元の養豚業界の活性化、地域の方への養豚継続、系統の存続を守るために、三元豚の元である母豚の育種に取り組んでまいります。※雑種強勢(ヘテローシス)効果:二つの品種または二つの系統を交配してできた雑種第一代は、両親よりも体質が強健で発育が良くなるという現象がおきること。