食べて美味しい、体にも美味しい。

管理栄養士 萩野祐子 (ユイット合同会社代表) インタビュー[中編]

食べものには相乗効果というものがあります。どんな栄養素も、それ単体ではなく別の栄養素と組み合わさることによって様々な効果を発揮するんです。たとえば豚肉に多く含まれているビタミンB1はそれだけを摂取してもほとんど意味がなく、糖質と一緒に取ることでエネルギーを生み出します。逆に言えば糖質を取っても同時にビタミンB1を摂取すれば糖質を代謝してエネルギーに変えてくれるので、太りにくくなるわけです。例えばそうめんを食べるとき、一緒に冷しゃぶを食べ合わせる。するとビタミンB1の効果で糖質がエネルギーになるんです。シンプルに白米と豚肉というのも非常に相乗効果が高い組み合わせです。

ビタミンB1でいえば、花悠は一般的な豚肉の約2倍の量が含まれているのが自慢なんです。

それを知って本当に驚きました。100gあたり1.4mgほど含まれていると書かれていましたが、これは成人男性の一日の推奨量と同じ。100gの豚肉を食べるだけで充分な量のビタミンB1が取れるわけですから、特に子どもや高齢者の方々にとっては、とてもありがたいことです。また、子育てをされている方は実感されていると思いますが、小さな子どもにたくさんの量を食べさせるのは難しいことが多いですから、親としてもすごくホッとされるはずです。花悠さんの豚肉は、保育園や病院の食材としても広まってほしいと思います。

過酸化脂質の少なさや遊離アミノ酸の多さも特徴です。

過酸化脂質は簡単に言えば酸化された脂のことです。ストレスがあると体内で発生されるものでもあるのですが、動脈硬化や老化などを促進する成分ですので、少ないことに越したことはありません。遊離アミノ酸は、うまみのことですよね。アミノ酸は体にもいい成分なので、栄養が美味しさにもつながっているって、とても嬉しいですよね。

花悠では10年以上前から千葉大学との合同研究を続け、さまざまな成分を分析しています。

美味しい時間も届ける豚肉。

花悠の豚肉を食べてみていかがでしたか?

素直に感動しました。試しに普段買っている豚肉と比べながら食べてみたのですが、脂身がとっても甘かった。私は体質的に脂身に弱いのですが、しつこくなく、さっぱりとしていて本当に食べやすい。肉質もキメが細かく、やわらかくて、みずみずしい。いただいているうちに様々な調理法が浮かんできて色々と作ってみたのですが、しゃぶしゃぶにすると、やわらかいのはもちろん、いつものお肉よりもアクが出ない印象でした。いちばん差が分かったのはトンカツです。お肉の甘み、キメの細かさ。厚みがあるだけに違いがしっかりと感じられました。離れて暮らしている三人の子どもたちが花悠さんのお肉を食べるために家に帰ってきてくれたのですが、みんな本当に喜んでいました。特にお肉の分厚さを見て、ものすごくテンションが上がっていました(笑)。

ありがとうございます(笑)。花悠では20mmの厚切りロースを販売しているのですが、ご購入いただいた方々からは、おかげさまで驚きと喜びの声をいただけています。ネットショップからも購入できますので、萩野さんのお子様方には、ぜひそれぞれのお家に帰られてからも食べていただければと思います(笑)。花悠というブランド名には「食卓に笑顔の花を咲かせたい」という意味が込められていて、今回の萩野さん一家のようなお話が聞けると本当に嬉しく思います。特に最近はサプリメントで済ませてしまう人も増えていると聞きますので。

サプリメントにも優れた部分はありますが、それだけでいいというものではないですね。当たり前のことですが、やはりサプリメントは食事ではありませんから。

(食事をすることの大切さとは?萩野さんのお話のつづきは後編で)

豊富な部位を取り扱う花悠の商品。
管理栄養士 萩野祐子
クリニックでの栄養指導、生活習慣病重症化予防、アスリート、妊産婦、ダイエットの栄養サポートなど、年間約500名以上の指導経験を有す

一般社団法人管理栄養士地位向上協会講師
一般社団法人食アスリート協会講師
健康食育シニアマスター